our story
忘れもしない初めてのモロッコ。
まだ日本には「モロッコラグ」という言葉はほんの一部の人しか知らなかったのでないでしょうか。
私はボ・シャルウィットの全貌を知るため、
また、織ってみたいという一心で仕事をやめ、
1ヶ月モロッコに渡り、バックパックで様々な街を旅して周りました。ベルベル村の家に泊めてもらいながら女性たちからボ・シャルウィット織りを教えてもらい、村の人々の純粋でシンプルな生活スタイル、その生活から生まれるデザインの根源・想いなどを教わりました。
彼女たちの創造性やインスピレーションは特別な才能などではなく、
日常から自然に生まれるものであり、
更に私はモロッコラグの存在意義に魅了されてしまいました。元々は生活のためにと織られていたラグがほとんどですが、
今となっては世界中から注目されるモロッコラグ。
私は村で女性たちと交わした言葉や想いを大事に、「売るために織ったラグ」よりも「家のために織ったラグ」に価値をおき、そんなラグをご紹介していきたいと思っています。しかし、そのようなラグは長年大事に村の家で使われているため、ほつれていたり、穴が空いていたり、ダメージがあるのが現状です。
それでも高松のアトリエに届きましたら、丁寧に補修し、クリーニングし、綺麗にします。やっとの事で当店に並ぶラグは、とても貴重な出会いでモロッコより運ばれてきたラグなのです。ラグが織られる村の人々のことやモロッコの文化をご紹介しながら、
「モロッコラグ」を通して、本当の意味での豊かな暮らしをご提案したいと思っています。
buyer
Kawagoe Yu川越 優
PROFILE
1984年 香川県生まれ。名古屋芸術大学でデザインを学び、
モロッコの奥ゆかしい文化に魅せられる。
2012年、MAROC立ち上げ。現在に至る。
Born in Kagawa Prefecture in 1984
I studied design at Nagoya University of Arts,
Fascinated by the Moroccan ambitions of culture,
In 2012, MAROC was launched. It reaches the present.